公害防止管理者試験 〜 知らないと損する資格

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公害防止管理者試験

公害防止管理者とは、公害を防止するために、公害を発生させる施設をもつ工場に選任を義務付けられた専門技術者で、特定工場において公害防止に関する技術的事項を管理する者です。資格は国家資格で、区分ごとに試験などによって認定されます。 戦後の高度成長期、日本の経済は飛躍的に急成長していた反面、産業の発展により、環境を破壊し、国民の健康を害してきた事になりました。1970年代には、公害問題が大きな社会問題化し、公害対策基本法、大気汚染防止法、水質汚濁防止法などが制定され、公害防止に取り組むようになり、1971年には「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律」の施行で、公害防止管理者制度が出来ました。 公害防止管理者に選任されるためには「公害防止管理者等国家試験」に合格することです、合格者には産業環境管理協会から、合格証書が与えられ、公害防止管理者の有資格者となります。 公害管理者の種類は現在13種類あります。大気関係、水質関係、騒音・振動関係、粉塵関係、ダイオキシン類関係などに分類されています。 試験は年に一度10月の第1日曜日に実施されます。2006年からは科目導入制が適用され、全体で合格しなくても、合格した科目は3年以内は有効となります。合格率は大体20%程度となっています。 試験の科目内容も2006年から見直され、工場関係からより環境技術者としての能力がは判定されるようになり、環境技術者としての登竜門として人気が高くなっています。